期待通りとは・・・・ 12/04
Amorphis "Silent Waters"(2007)
昨年劇的な大復活を遂げたメロディックデスメタルバンドAmorphisの8th。
今回の作風は前回のそれを踏襲しつつ、メランコリックな要素やElegy期の古くさいノリの良さを取り入れた感じ。Tomi Joutsen (vo)のデス&クリーンヴォイスの両ヴォーカルワークも一段と冴えている。 そしてなんと言っても北欧の叙情性たっぷりのギターソロも健在。前回に比べ新Amorphisとしての体制も順当な進化を遂げているといってもいいでしょう。
と、ここまではいいのだが、やっぱり今回は曲の質の高さがやっぱ前作より劣っているのがマイナス。前半あたりはかなりいいのだが、やはり後半の楽曲がイマイチ物足りない。若干空回りしている感が否めない。。
やはりこれは早すぎたリリースが起因しているのでは??もっと慎重に練ってくれていれば・・・。と思ってしまうのは俺だけか?
後半は飽きてくるものの、後半の深淵なギターワークが冴えまくっているWeaving The Incantationとか。前作より一段と進化したTomi Joutsen (vo)のメランコリーなヴォーカルワークが素晴らしいSilent Watersなどかなりツボな曲があるのも事実。
・・・・ってか今年は煮え切らないアルバムが多いような気が・・・・
評価 7.9/10
絶望感・・・ 09/09

Depressed Mode"Ghost Of Devotion"(2007)
俺の嗜好にフィットするレーベル、FIREBOXからまたまた新手が登場。ゴシック・フューネラル・ドゥームメタルバンドDepressed Modeの記念すべき1st。このバンド、検索エンジンでいろいろ検索してみても、日本語のページはほとんど出てこないし、日本語のレビューなど当然ない(と思う)。ってことはこのDeppressed Modeのレビューは俺が書くのが日本で始めてとなるのでは??と妙な(?)期待を抱きつつ、もう少し日本でも知名度あってもいいんじゃないの?と思ったりも・・・。
内容は結構充実!!この手のジャンルに特有の陰鬱な重苦しさにピアノを中心とするアヴァンギャルドなサウンドを駆使して浮遊感のあるメランコリーをうまい具合に中和させたサウンドは新人らしからぬ、鋭いセンスを感じさせる魅力あり。一般にフューネラル・ドゥームは雰囲気はいいのだが、曲展開が単純で退屈とみなされ、手を出しにくい傾向があるのだが、この作品に関してはそんなことを全く感じさせない、楽曲の豊富なヴァリエーションも好印象の要因の1つに挙げておこう。
ダイナミックなオープニングの"Alone"、致酔的な暗黒グルーブにゆったりと身を委ねるのがなんとも快感な"So Long"、幻惑的なサウンドに魅惑されまくりのWorld Of Silence、前半の囁きかける声がタマランSuffer In Darkness、本格的にドゥーミーなタイトル曲Ghost Of Devotion、タイトルからして名曲間違いなし(汗)なFallen Angel、・・・と特筆すべき楽曲がズラリと並ぶが、やはりこの作品の一押しはは最後を締めるにふさわしい名曲、Coldであろう。イントロの切ないチェロ、ピアノの美旋律、儚いデス・ヴォイス・・・あたかも底のない深海へと引きずり込まれるような暗黒スパイラルには中毒性の危険あり!
・・・最後にどうでもいい話なんだけど、このアルバムFIRREEBOXにオーダーしたんだけど、僅か2日で自宅のポストに!!恐るべき対応の速さ・・・。
ともかくフューネラル・ドゥームもやり方によってはここまで聴きやすくなるのか!と楽曲のセンスがキラリの光る傑作!!
評価 (傑作!!)9.1/10
最高傑作という言葉すら・・・・ 08/22

陰陽座 "魔王戴天"(2007)
なまるいか??別に最高傑作と呼べるかどうかも微妙ではあるが、しかし!前作に比べたらかなり良くなっているのは事実。
前作の聴くのも耐えられなかった最低な"画竜点睛"のあまりにひどすぎるサウンドを聴いた当初はこのバンドとの決別さえも決意しかけたほどであったが、本人たちのブログで「今作はすごい」「順調」といいた言葉を多々見たので、ダメ元で買ってみたのだが、最悪ではなくて一安心(?)。
前作は妖怪へヴィメタルを逸脱したサウンドにダメダメなサウンドプロダクションであったが、今回はその辺はキチッと修正。音質も格段に向上したし、サウンドのスタイルも元に戻しつつある。とはいっても、時折きこえてくるジャパニーズ・ポップ風の曲は聴いててホントに耳ざわり。特に"生きることとみつけたり"はやってほしくない曲で、もう二度と俺のスピーカーからはこの曲の1音も出てくることはないであろう。(汗)やはり2nd,1stのあのころに戻ることは不可能なのか・・・。
しかし一昔の陰陽座のように日本の和の音をとりれたり、プログレッシブな展開を見せる曲もちらほらあってそちらの方は出来がかなりイイ!!
特に陰陽座の魅力のいいとこ取りした恐るべき完成度の"魔王"、かつての"塗り壁"を思い起こさせる大曲"大頚"などはかなりお気に入りなんだけどなぁ。余談だが、あんまり良くなかったシングル"黒衣の天女"が"魔王"の直後に流れると、もの凄くカッコよくきこえるのは何故??
あと、きになるのはランニングタイム。ちょっと短いのでは??あと2,3曲ほしいところ。切羽詰まったレコーディングなのか、(でもブログで順調って言ったぞ・・・)それともネタ切れなのかは謎(汗)
いいところがあったものの、マイナス要素がやたら多くて非常にもどかしい一枚だ。
評価 (あと一歩)7.9/10
オリエンタル!! 08/22

Cemetery Of Scream "PRELUDE TO A SENTIMENTAL JOURNEY "(2002)
・・・・前回の更新日はいつだっけ??7/1!!!ほったらかしすぎだよ。いやホントに忙しい毎日で。。
ってことで今回はだいぶ前に手に入れたやつなんだけど、ドゥームゴシック専門(!)のブログBeatiful Noiseの管理人さんのオススメの作品。ポーランド産ゴシックメタルバンドCemetery Of Scream の3rd。正直このバンド、全く知らなかったし、おそらく知っている人もごくわずかであろう。がそんな知名度の低さとは裏腹に内容が恐ろしく個性的。まずこのバンドの大きな特徴はなんといっても、オリエンタルなサウンドを大胆にフィーチャーし、そこに耽美なキーボードとブツブツと呪文(!)を唱えているかのような普通声とディープなデスヴォイスを絶妙に絡めてくるヴォーカルをうまくかみ合わせている点である。
邪教的で、あたかもおっさんが一人ブラックメタルならぬ、一人ゴシックメタルを(実際は違うよ/汗)やっているかのような孤独感がGood!
もしかしてOrphaned Landより個性が強いかもしれん。
意外と(って言ったら失礼か?)リズム隊の演奏もしっかりしていて、あとは音質が向上できればかなりの完成度になっていただろう。
しかし音の雰囲気はほんと希有で"Game Of Chess"や"When The Sun's Born Red"にハマリ中・・・。
評価 (掘り出し物!) 8.4/10
めっちゃ久しぶり 07/01

Swallow The Sun "Hope"(2007)
ご無沙汰。最近めちゃめちゃ忙しくって。。結構前にオーダーしたCDもなかなか十分に聴けない状態(汗)
ってなわけで、ようやく聴き通したこちらの一枚をレビュー。
どうやら賛否両論となっているようである、このデス/ゴシック・ドゥームメタルバンド、Swallow The Sun の3rdは俺にとってはなかなかの好印象であるようだ。
前作で全面的に取り入れられていた、あの"冷徹"なサウンドは聴けなくなったことにはじめはとっても違和感を覚えたのだが、聴き込むうちに、繊細かつ退廃的アトモスフィアに若干キャッチャーなメロディを併せ持つニュータイプのサウンドも結構いいのでは?とふと思ってしまった。
たしかに楽曲に寒さがなくなったことには対抗がある、しかし許容範囲での若干のスタイル変更と楽曲の質の向上を考えると、トータルで見れば、良い作品だということも出来る。
そういった意味ではDark Lunacyの管弦隊の衰退の代わりに楽曲の質の向上に重きを置いた3rdと似た感覚を覚えるけどね。
まぁともかく好盤ってことで。
評価 (良し!) 9.0/10



